兼重(読み)かねしげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「兼重」の解説

兼重(2) かねしげ

?-? 江戸時代前期の刀工
越前(えちぜん)(福井県)の人ともいわれるが,出身地ははっきりしない。辻助右衛門といい,寛永(1624-44)のころ江戸にでて,伊勢(いせ)津藩主藤堂家にかかえられた。上総介,上総守と銘をきざんだ。

兼重(1) かねしげ

?-? 室町時代の刀工。
美濃(みの)(岐阜県)関の善定(ぜんじょう)派に属し,尾張(おわり)(愛知県)山田にすむ。永禄(えいろく)ごろの人で,槍穂(やりほ)をつくる名手だったとの説もある。通称藤五郎

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「兼重」の解説

かねしげ【兼重】

鹿児島芋焼酎白麹を使用し、昔ながらの木桶蒸留器で蒸留する。仕込み、貯蔵とも甕壺で行う。原料はさつま芋、米麹。アルコール度数25%。麦焼酎米焼酎もある。蔵元の「濱田酒造」は明治元年(1868)創業。所在地はいちき串木野市湊町。

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デジタル大辞泉プラス 「兼重」の解説

兼重

鹿児島県、濱田酒造が製造する焼酎の商品名。長期甕壷貯蔵が特徴で、麦焼酎、芋焼酎、米焼酎がある。

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世界大百科事典(旧版)内の兼重の言及

【虎徹】より

…もともと越前国福井の甲冑師であったが,明暦(1655‐58)の初め,50歳を過ぎてから江戸に出て刀工に転じており,〈延宝五年(1677)二月吉祥日〉紀の作をもって終わっている。その師については古来諸説あるが,今日では和泉守兼重とするのが定説である。作風は年代によって多少変化するが,精美な地鉄,数珠刃(じゆずば)と称される頭の丸い互(ぐ)の目が連れた刃文に真価があらわれており,興正,興久,興直らの門人,また法城寺一派,3代下坂康継など,以後の江戸の刀工に強い影響を与えた。…

※「兼重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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