長葉石持草(読み)ながばのいしもちそう

精選版 日本国語大辞典 「長葉石持草」の意味・読み・例文・類語

ながば‐の‐いしもちそう‥いしもちサウ【長葉石持草】

  1. 〘 名詞 〙 モウセンゴケ科一年草本州の関東・中部地方南部湿原に生える食虫植物。高さ一〇~二〇センチメートル。茎は短毛を生じ、細くてしばしば地表をはう。葉は互生線形で長さ三~八センチメートル。葉身に黄緑色粘液を分泌する腺毛が密生する。この粘液で近づいた小昆虫などを捕え、葉身自身も内側に巻いて虫をだき、次に腺毛から消化液を出す。夏から秋にかけ、茎をはさんで葉の反対側に、花柄を伸ばし白または淡紅色の小さな五弁花をまばらな総状につける。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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