日本大百科全書(ニッポニカ) 「長谷(神奈川県)」の意味・わかりやすい解説 長谷(神奈川県)はせ 神奈川県鎌倉市の一地区。江ノ島電鉄の長谷駅から長谷寺、高徳院(鎌倉大仏)にわたる一帯をいう。江戸時代、東海道から三浦半島への通行者のための人馬の継立(つぎたて)地とされ、人家が集まり旅籠(はたご)もあって小宿場的町場をなしていた。海浜は鎌倉海岸の西部にあたり、現在は海水浴客や修学旅行でにぎわう。銅造阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏。国宝)と長谷寺の木造十一面観音(かんのん)立像は鎌倉観光のシンボル。また鎌倉文学館、吉屋信子記念館がある。[浅香幸雄][参照項目] | 鎌倉(市) | 高徳院 | 長谷寺 長谷寺〈鎌倉市〉 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例