朝日日本歴史人物事典 「長谷川佐太郎」の解説
長谷川佐太郎
生年:文政10.9.6(1827.10.26)
幕末,讃岐の豪農・篤農。醸造を業とする家に生まれる。日柳燕石らと交流があり,来訪の尊攘派志士を庇護した。また,満濃池の再築を決意。寛永8(1631)年の再築以来讃岐平野への用水供給源であった満濃池が安政1(1854)年に決壊したからである。明治1(1868)年に新政府の許可を得,翌年5月工事に着手。私費をも投入して翌3年6月工事を完了させた。
(井上勲)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報