日本歴史地名大系 「長谷本寺」の解説 長谷本寺はせもとでら 奈良県:大和高田市高田村長谷本寺[現在地名]大和高田市南本町初瀬(はせ)街道(横大路)に面する。妙音山と号し、真言宗豊山派。寺地の東を流れる旧高田(たかだ)川(現県道)の橋のたもとにあるところから、別名を橋本(はしもと)寺ともいう。磯野荘古図(談山神社蔵)には「橋本寺」とある。年欠の金峯山免田田数注進状(天理図書館蔵)に、二五条四里一坪の一反は橋本寺の寺田であることを記す。本尊は長谷寺式の十一面観音。この像は長谷寺本尊と同木と伝えるが、様式から平安中期の作とみられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by