日本歴史地名大系 「長谷町」の解説 長谷町ちようやちよう 静岡県:三島市三島町長谷町[現在地名]三島市大社町(たいしやちよう)・日(ひ)の出町(でちよう)など新(しん)町の西に位置する町。三嶋明神(三嶋大社)に近く、明神の東側にかけての東海道を挟んだ町並。町名について古代の国府が存在し、庁舎が転訛して庁屋(ちょうや)になったという説もある(増訂豆州志稿)。寛文八年(一六六八)の拝借米渡帳(三島市誌)に町名がみえ、町の長さ七七間。貞享五年(一六八八)の家数三三(家持三〇・寺門前二・借屋山伏一)、町の長さは同じ(三島町外万覚帳)。 長谷町ながたにちよう 京都市:上京区正親学区長谷町上京区浄福寺通上長者町下ル西側町の東側を南北に浄福寺(じようふくじ)通が通る。平安京大内裏「縫殿寮」の跡地(「拾芥抄」の宮城指図)。近世の聚楽第(じゆらくだい)遺構では高台院居館跡。町名はその庭園内の流水の両岸が渓谷の形をなしていたことによるという(坊目誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by