日本歴史地名大系 「長連寺」の解説 長連寺ちようれんじ 岡山県:倉敷市旧都窪郡地区倉敷村長連寺[現在地名]倉敷市船倉町向(むこう)山の北西麓にあり、五台山と号する。曹洞宗。本尊は釈迦如来。宝暦一二年(一七六二)倉敷代官浅井作右衛門の開基、その際小田(おだ)郡横谷(よこだに)村(現矢掛町)の洞松(とうしよう)寺末の廃寺の寺号を譲り受け、円通(えんつう)寺末として後月(しつき)郡西江原(にしえばら)村(現井原市)永祥(えいしよう)寺の配下に入った。旧長連寺は天正年間(一五七三―九二)猿掛(さるかけ)城(現吉備郡真備町)城主毛利(穂田)元清の開基、文禄年間(一五九二―九六)の焼失を伝える。浅井氏が造営半ばにして当地を去り、共に事に当たった二世大仙が没したため、円通寺国仙(当寺三世)が郡屋清兵衛らを外護者として、寛政元年(一七八九)頃、寺の基礎を固めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by