門田正経(読み)カドタ マサツネ

20世紀日本人名事典 「門田正経」の解説

門田 正経
カドタ マサツネ

明治期の新聞記者 大阪毎日新聞編集主幹。



生年
文久2年1月(1862年)

没年
大正13(1924)年12月8日

出生地
伊予国松山(愛媛県)

学歴〔年〕
慶応義塾

経歴
松山藩士・門田正業の二男に生まれ、明治11年慶応義塾に学ぶ。翻訳などに従事後、15年共立新聞を創立、のち山陰新聞主筆などを経て、17年矢野文雄の推挙により大阪毎日新聞の創立に参画し、21年入社、のち編集主幹を務めた。この間、稲垣満次郎らと南洋を視察し、南洋移民論を執筆、海外移民を奨励する。また台湾に遊び、日清戦争の頃は台湾併合を主張した。31年台湾協会の幹事となり、33年台湾協会学校(現・拓殖大学)の幹事を兼務し、42年幹事長に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門田正経」の解説

門田正経 かどた-まさつね

1862-1924 明治時代の新聞記者。
文久2年1月生まれ。慶応義塾にまなぶ。「山陰新聞」主筆などをへて明治21年「大阪毎日新聞」にはいる。のち編集主幹。日清戦争で台湾併合を主張し,31年台湾協会の幹事,33年台湾協会学校(現拓殖大)の幹事となった。大正13年12月8日死去。63歳。伊予(いよ)(愛媛県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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