デジタル大辞泉 「間に合う」の意味・読み・例文・類語 ま‐に‐あ・う〔‐あふ〕【間に合う】 [動ワ五(ハ四)]1 役に立つ。その場の用が足りる。「まだこの靴で―・う」「コップがなくても茶碗で―・う」2 物が十分である。足りる。「酒はいま―・っている」3 きまった時間に遅れない。「今から行けば列車に―・う」[類語]足りる・間に合わせる・済む・収まる・事足りる・落ち着く・静まる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「間に合う」の意味・読み・例文・類語 ま‐に‐あ・う‥あふ【間合】 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙① 役に立つ。急場の役に立つ。[初出の実例]「ハテ、今から縄をなふて間に合ふ物か」(出典:虎寛本狂言・真奪(室町末‐近世初))② 足りる。十分である。[初出の実例]「大体(たいてい)はちゃやつじで間に合ふのさ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)③ 時間に遅れずにすむ。時間までに着く。[初出の実例]「彼の人は最早間に合はざる可し。あれ、汽車は出掛けたり」(出典:幼学読本(1887)〈西邨貞〉七)間に合うの補助注記「…で間に合う」「…に間に合う」などの用法によって完全に一語化したと考えられるが、現在でも「急場の間に合う」のように「間」に連体修飾語が付く場合は、連語の意識で使われる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例