静まる(読み)シズマル

デジタル大辞泉 「静まる」の意味・読み・例文・類語

しずま・る〔しづまる〕【静まる/鎮まる】

[動ラ五(四)]
物音がやんで静かになる。「会場が―・る」
勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が―・る」「嵐が―・る」
騒動混乱がなくなる。平穏になる。「動乱が―・る」
気持ちの乱れやからだの痛みなどがなくなる。「怒りが―・る」「動悸どうきが―・る」「歯痛が―・る」
神霊が鎮座する。「太古より―・ります御霊みたま
態度などが落ち着く。
「人の気色見つべく―・れるを」〈空蝉
寝入る。
「人―・るほど夜いたくふけて」〈新古今・恋三・詞書〉
[補説]345は多く「鎮まる」と書く。
[類語](1静まり返る鎮静寝静まる/(4落ち着くおさまる済む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ダモクレスの剣

常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...

ダモクレスの剣の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android