関所通手形(読み)せきしょとおりてがた

精選版 日本国語大辞典 「関所通手形」の意味・読み・例文・類語

せきしょ‐とおりてがた‥とほりてがた【関所通手形】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、関所を通過する際に所持し提示した身元証明書。武士はその領主から、町人百姓名主・五人組・町年寄などの連名手形発行権をもつ者に願い出て、下付をうけた。関所では手形の印と判鑑とを引き合わせて、相違ないことを確かめた上で通過させた。関所切手関手形関所札関札関所手形。手形。
    1. 関所通手形
      関所通手形
    2. [初出の実例]「御代官所引越之節、御関所通手形一件之事」(出典:日本財政経済史料‐九・交通・駅伝・関所諸規則・享保一七年(1732)七月日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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