関東東海のプレートモデル(読み)かんとうとうかいのプレートモデル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

関東東海のプレートモデル
かんとうとうかいのプレートモデル

関東地方から東海地方にかけての地震の発生機構を説明する,プレートテクトニクスに基づく地下構造モデル。1980年代に提案され,その後も検討を加えられている。関東・東海地方は,日本列島側にあるユーラシアプレートと,その下へ日本海溝から沈み込む太平洋プレートおよび相模トラフ駿河トラフ南海トラフ(→トラフ)から北西へ沈み込むフィリピン海プレートの三つのプレート相互に作用し合う,世界的にも複雑な地学構造をもつ。この地域のおもな地震は,プレートの相対的な運動によって境界で発生する地震(→プレート境界地震)か,プレートの変形のためにプレート内部で発生する地震として理解することができる。(→東海地震モデル

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