駿河湾の奥から沖合いにかけての海底に、南北に横たわる海溝状の凹地。南部は北緯34度付近で向きを変え、南海トラフと連続している。北部は伊豆半島の付け根の部分を経て、相模(さがみ)トラフとつながっていると考えられる。駿河トラフは、相模トラフや南海トラフとともに、フィリピン海プレートと日本列島をのせたユーラシアプレートとの境界にあたり、将来、大規模な地震(いわゆる東海地震)の発生する可能性が高い地域とされている。このため、静岡県を中心とする地域は、大規模地震対策特別措置法の定める「防災対策強化地域」に指定されている。
[勝又 護]
Suruga trough
駿河湾奥部から南に直線的に延び,急峻な東西斜面に挟まれた長さ約80kmの海底の凹地。駿河舟状海盆とも。フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む北縁の境界。水深は北端の駿河湾奥部で約1,000mであり,南側ほど深くなり南端では約3,000m。東側斜面には沈み込みかけている伊豆半島基盤が露出し,西側斜面では付加体が形成されている。伊豆半島から南南西に延びる伊豆海脚が御前崎南東沖(北緯34度15分付近)でトラフの主軸と交わって狭窄部を生じ,それ以南ではトラフの主軸は南西方向に転じ,南海トラフへと連続する。安政東海地震(1854年)の震源域。
執筆者:浜田 盛久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
…駿河湾の中央には富士川河口部から南北方向に細長い溝状の凹部がのび,湾口部では約2500mの深さとなる。駿河トラフとも呼ばれるこの溝は,陸上のフォッサマグナの延長にあたり,南海舟状海盆(西南日本海溝)につづく。これはプレートの境界にあたる変動帯であるといわれ,東海沖の地震の震源として注目されている。…
…形態で定義されており,規模,成因はさまざまである。プレート沈み込み帯であるが,地形的にはトラフとされているもの(南海トラフ,駿河トラフ,相模トラフ),海溝が埋められて浅くなっているもの(ヒクランギ・トラフHikurangi trough),島弧背後にあって現在拡大しつつある縁海(マリアナ・トラフ,沖縄トラフ),大陸境界地内にある細長い海盆(最上トラフ)などがある。フィリピンプレート北縁部の沈み込み帯にあたる南海,駿河,相模の諸トラフは,東海地震予知に関連して有名である。…
※「駿河トラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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