日本大百科全書(ニッポニカ) 「相模トラフ」の意味・わかりやすい解説 相模トラフさがみとらふSagami trough 房総半島沖から相模湾にかけて海底に横たわる細長い凹地。南端は伊豆・小笠原(おがさわら)海溝に連結し、北端は相模湾の奥に至るが、さらに、陸上部を経て駿河(するが)トラフとつながっていると考えられる。相模トラフは、フィリピン海プレートと日本列島をのせたユーラシアプレートとが接触する所で、1923年(大正12)の関東大地震はこのプレート境界に発生した大地震と考えられている。[勝又 護] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例