関東筋(読み)かんとうすじ

精選版 日本国語大辞典 「関東筋」の意味・読み・例文・類語

かんとう‐すじクヮントウすぢ【関東筋】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 関東の方面。
    1. [初出の実例]「江戸の手代より申越した関東筋(クントウスヂ)大風ふきて八木俄あがりなれば」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一)
  2. [ 2 ] 江戸時代、幕府の勘定所が取り扱った一二か国、すなわち、相模(さがみ)武蔵(むさし)安房(あわ)上総(かずさ)、下総(しもうさ)常陸(ひたち)、上野(こうずけ)下野(しもつけ)の関八州に、伊豆(いず)甲斐(かい)出羽(でわ)陸奥(むつ)の四か国を加えた一二か国をいう。関東十二州。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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