阿党(読み)あとう

精選版 日本国語大辞典 「阿党」の意味・読み・例文・類語

あ‐とう ‥タウ【阿党】

〘名〙 (「阿」は、おもねる、「党」は、くみするの意) 権力などをもつ者におもねり、その仲間になること。また、そのような仲間。一味徒党
令義解(718)僧尼「阿党朋扇〈謂阿党者。阿曲朋党也〉」
太平記(14C後)二五「一向資明が阿党(アタウ)の所より事起て候ふなる」 〔礼記月令

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普及版 字通 「阿党」の読み・字形・画数・意味

【阿党】あとう(たう)

仲間を作り、法をまげる。〔管子、重令〕法令みて以て治め、阿黨せず。能を竭(つく)し力を盡して、而も得ることを(たつと)ばず。

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