阿党(読み)あとう

精選版 日本国語大辞典 「阿党」の意味・読み・例文・類語

あ‐とう‥タウ【阿党】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「阿」は、おもねる、「党」は、くみするの意 ) 権力などをもつ者におもねり、その仲間になること。また、そのような仲間。一味徒党
    1. [初出の実例]「阿党朋扇〈謂阿党者。阿曲朋党也〉」(出典:令義解(718)僧尼)
    2. 「一向資明が阿党(アタウ)の所より事起て候ふなる」(出典太平記(14C後)二五)
    3. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「阿党」の読み・字形・画数・意味

【阿党】あとう(たう)

仲間を作り、法をまげる。〔管子、重令〕法令みて以て治め、阿黨せず。能を竭(つく)し力を盡して、而も得ることを(たつと)ばず。

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