日本歴史地名大系 「阿津村」の解説
阿津村
あつむら
元和三年(一六一七)の児島郡物成帳には「安津村」とあり、田畠高三八〇石余・加子米二五石とある。寛永備前国絵図では高三三九石余。正保郷帳には「厚村」と記す。「備陽記」では田畠三一町八反余、家数二五八・人数一千二六四。文化年間の「岡山藩領手鑑」によると高三三九石余、直高四八一石余で蔵入、田一〇町三反余・畑一九町三反余、池一一、樋二九、井戸一四、石橋五、家数二八四・人数一千三二七、寺二・社家四、牛一三、紺屋三軒(藍瓶三本)・鍛冶屋一軒、船大工二三、家大工・桶屋各八、医者・石工各二、左官一。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報