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阿蘭若 あらんにゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

阿蘭若
あらんにゃ

サンスクリット語 araṇya音写。元来は森林の意。インドのベーダ時代には,秘密の宗教的事項を教えるための場所として人里離れた静かな森林などをさしたらしく,仏教でも修行僧修行するにふさわしい閑静な場所を意味する。また寺院庵室の意味に用いられるようになった。寂静処,無声処などと訳される。

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デジタル大辞泉の解説

あらんにゃ【××若】

《〈梵〉araṇyaの音写。寂静処(じゃくじょうしょ)・遠離処(おんりしょ)と訳す》
仏語。もとは森林の意。静かな、修行に適する所。練若(れんにゃ)。
寺。庵(いおり)。
「いきどほる心おさへて相模野にわれの寂しき―を置く」〈吉井勇・人間経〉

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大辞林 第三版の解説

あらんにゃ【阿蘭若】

〘仏〙 閑静で僧の修行に適した所。転じて、寺院。寂静処。遠離処。練若れんにや

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世界大百科事典内の阿蘭若の言及

【寺院建築】より

…仏陀をまつるところを指す浮屠祠(ふとし)の名は後漢代から,学舎の意の精舎も魏・晋代(3世紀)から用いられた。南北朝(5~6世紀)ころから浮屠は仏塔のみを指すようになり,寺院全体はsaṃghārāma,āraṇyaの音を移した僧伽藍(そうぎやらん)(僧伽藍摩ともいう),阿蘭若などとも呼ばれ,また伽藍,蘭若などと略称されることが多くなった。
[形態と機能の変化]
 インドは乾季と雨季が明確で,乾季には広場で儀式や集会が行われ,雨季には僧房で安居の行をし,また仏陀を礼拝するのが伽藍のおもな機能であったが,中国では雨雪や極寒期もあって,一山大衆を屋内に収容し儀式や教学の集会を行う必要が生じた。…

【蘭若】より

…サンスクリット語で荒野を意味するaraṇyaの音写である阿蘭若の略。仏典では,人里はなれた林野で修行に適した閑静な場所とされ,転じて僧侶の住む山間の小寺院を指すようになった。…

※「阿蘭若」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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