阿防(読み)アボウ

精選版 日本国語大辞典 「阿防」の意味・読み・例文・類語

あ‐ぼう‥バウ【阿防・阿傍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あほう」とも ) 地獄の獄卒の一種。頭と足は牛、手と胴体人間、力は山を抜くほど強く、三つまたの鉄叉(てっさ)で人間をかまの中に投げ込んで責めるという。阿防羅刹(らせつ)。速疾鬼(そくしつき)
    1. [初出の実例]「しかれども獄卒阿防等、心をたおさずはつみ出てぞたたかひける」(出典:御伽草子・仏鬼軍(国文東方仏教叢書所収)(室町中))
    2. [その他の文献]〔五分律‐二八〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む