デジタル大辞泉
「牛頭」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ご‐ず‥ヅ【牛頭】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① 頭が牛、体は人の形をした地獄の獄卒をいう。→牛頭馬頭(ごずめず)。
- [初出の実例]「馬頭(めず)・牛頭、なを此法師よくつきいれむとて、鉄のつゑをささぐるほどに」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月四日)
- [その他の文献]〔仏名経‐一七〕
- ② 「ごずこう(牛頭香)」の略。〔十巻本和名抄(934頃)〕〔八十華厳経‐六七〕
ぎゅう‐とうギウ‥【牛頭】
- 〘 名詞 〙
- ① 牛のあたま。〔日葡辞書(1603‐04)〕〔蜀志‐蒋琬伝〕
- ② 書法で、点(ゝ)のかどばったもの。「側の病」といってよくないものとする。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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牛頭
うしくび
牛頸とも記し、中世は山内庄の庄域とする説もある。白峰村白峰のうちに比定される。白山麓十八ヶ村留帳(織田文書)には牛首村は養老二年(七一八)の村立てと記され、林西寺縁起(林西寺文書)などは泰澄が白山麓に牛頭天王を祀る薬師堂を創立、その地を牛頭と称したと記す。一説に同寺の北に位置する八坂神社が牛頭天王を祀ることを地名由来とするが(白峰村史)、いずれも伝承の域を出ない。「天文日記」天文五年(一五三六)一〇月一八日条によると、伊勢国の長野宮内大輔の使いが越前山中から「山内牛くび」へ抜ける際、在所の者が通行を妨げており、当地は加賀・越前を結ぶ交通の要衝であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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普及版 字通
「牛頭」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の牛頭の言及
【鬼】より
…〈おに〉の絵画的表現にも仏教の影響が考えられる。〈おに〉には角があるとされるが,仏教の地獄図には獄卒として牛頭(ごず)がいる。これは牛頭人身で,生きていたとき牛を殺したものを呵責する。…
※「牛頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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