陌上(読み)ハクジョウ

デジタル大辞泉 「陌上」の意味・読み・例文・類語

はく‐じょう〔‐ジヤウ〕【×陌上】

《「陌」は道の意》路上。道のあたり。

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精選版 日本国語大辞典 「陌上」の意味・読み・例文・類語

はく‐じょう‥ジャウ【陌上】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「陌」は道の意 )
  2. あぜ道のほとり。畑をいう。
    1. [初出の実例]「葬父貸方香、天姫陌上(ハクシャウ)迎」(出典御伽草子二十四孝(室町末))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐文苑伝上〕
  3. 道のほとり。陌頭。路上。
    1. [初出の実例]「皇城陌上槐風隶、天漢波間桂月明」(出典:凌雲集(814)秋夜途中聞笙〈菅原清公〉)
    2. [その他の文献]〔柳毅伝〕

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普及版 字通 「陌上」の読み・字形・画数・意味

【陌上】はくじよう(じやう)

あぜのほとり。〔楽府詩集、相和歌辞三、相和曲下、陌上桑〕崔古今に曰く、陌上桑は秦氏女子出づ。~羅(らふ)出でて桑を陌上にる。趙王、臺に登り、見て之れをぶ。~羅、彈箏に巧みなり。乃ち陌上桑の歌を作りて、以て自ららかにす。趙王乃ち止むと。

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