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降河魚 コウカギョ

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デジタル大辞泉の解説

こうか‐ぎょ〔カウカ‐〕【降河魚】

産卵のため河川を下って海に入る魚。ウナギなど。降流魚。⇔遡河魚(そかぎょ)

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大辞林 第三版の解説

こうかぎょ【降河魚】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

降河魚
こうかぎょ
catadromous fish

一生の大部分を淡水で生活して十分に成長し、成熟が始まる前後から川を下って海に入り、海洋で産卵する魚類をいう。これと反対に、サケ・マス類のように生活史の大部分を海で送り、川に上って産卵するものを遡河魚(そかぎょ)anadromous fishという。降河魚と遡河魚とをあわせて、通し回遊魚diadromous fishとよぶ。これらの魚は淡水から海水に、逆に海水から淡水に生活環境が変わることに対する調節機能をもっている。
 降河魚の代表はウナギである。幼生のシラスウナギのころに川を上って、数年から10年程度、淡水にいて、秋に川を下って外洋の深海で産卵する。オーストラリアやニュージーランドに生息するキュウリウオ目のある種ガラキシアス・アテナータスGalaxias attenuatusも、淡水から下って入り江か内湾で産卵することがある。
 しかし、産卵以外の生理・生態的な要因で淡水域から海へ下る魚は降河魚に含めない。たとえば、アユや淡水にすむハゼ類、カジカ類のように、孵化(ふか)幼生が水流に運ばれて川を下って海で変態期前後まで成育し、ふたたび淡水へ帰って成長し、産卵するものは降河魚とはいわない。[落合 明・尼岡邦夫]

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世界大百科事典内の降河魚の言及

【遡河魚】より

…カワヤツメ,チョウザメ,サケ,イトヨなどがその例。その反対に,淡水中で成長し,産卵期に近づくと川を下って海に出,海洋中で産卵するものを降河魚または降海魚catadromous fishという。ウナギがその典型的例である。…

※「降河魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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