デジタル大辞泉
「除角」の意味・読み・例文・類語
じょ‐かく〔ヂヨ‐〕【除角】
牛・ヤギなどの角を取り除くこと。これにより性質がおとなしくなる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じょ‐かくヂョ‥【除角】
- 〘 名詞 〙 牛や山羊など角(つの)のある家畜の角を切って取りのぞくこと。群飼育の事故防止、管理者の安全のために行なわれる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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除角 (じょかく)
dehorning
家畜の角をとり除く作業。除角により動物の性質が温順になり,管理の危険が減少し,また群飼した場合の個体間の競合や闘争が緩和される。方法としてはふつう幼時に角の成長点を焼烙(しようらく)して発育を止める方法がとられている。まず動物を保定して,角の生えてくる部分の毛を刈って硝酸銀または棒状の苛性カリで強くこする。十分に焼かないと,あとで短いゆがんだ角が生えて,かえって醜くなる。赤熱した焼きごてで焼いたり,鋭利な小刀で切りとる方法もある。成畜で角の生えたものを除角器やのこぎりで切断する方法もあるが,この場合はとくに断角という。乳牛では除角により乳量が増すという説もあるが,根拠のない俗説である。
執筆者:正田 陽一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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除角
じょかく
dehorning
生後1,2週間に子牛や子やぎの角を除いて育成管理を容易にする処置。性質は温和になるが泌乳や繁殖には影響しない。除角の方法は動物を横に倒して角の出る部分の毛を刈取り,棒状のカセイカリをこすりつけて角組織をこわしたあと,傷跡にヨードチンキなどを塗り消毒しておく。また電気ごてで焼く方法もある。おもに乳牛に対して行われたが,肉牛でも追込み式や開放式牛舎での群飼いが普及するようになったので,除角するようになった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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