陰陽師身の上知らず(読み)オンヨウジミノウエシラズ

デジタル大辞泉 「陰陽師身の上知らず」の意味・読み・例文・類語

陰陽おんよううえら◦ず

陰陽師他人吉凶ばかり占っているが、自分運命についてはわからない。他人のことはよくわかる人でも自分のことはわからない。
[類語]易者身の上知らず医者の不養生紺屋こうや白袴しろばかま大工の掘っ建て駕籠舁かごかき駕籠に乗らず髪結い髪結わず坊主の不信心

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精選版 日本国語大辞典 「陰陽師身の上知らず」の意味・読み・例文・類語

おんようじ【陰陽師】 身(み)の上(うえ)(し)らず

  1. 陰陽師は他人の吉凶ばかり占っていて、わが身の運命に関しては知らない。他人のことはよくわかる人でも、自分のことはわからない。
    1. [初出の実例]「おんやうじ身の上知らずと腹をかかへて笑ひけり」(出典:浄瑠璃・弁慶京土産(1696)道行)

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ことわざを知る辞典 「陰陽師身の上知らず」の解説

陰陽師身の上知らず

陰陽師は他人の吉凶は占うが、わが身の運命に関しては、まるでわからない。他人のことはよくわかりながら、自分のこととなるとわからないものである。

[類句] 易者身の上知らず

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