隕石雨(読み)いんせきう(その他表記)meteorite shower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「隕石雨」の意味・わかりやすい解説

隕石雨
いんせきう
meteorite shower

多数隕石一時に落下する現象。たとえば 1868年1月 30日ポーランドのプウトゥスクや,82年ハンガリーのモッシュにはおよそ 10万個の小隕石が降り,1912年7月 19日アメリカのアリゾナでは1万 4000個が降った。これは流星群のように,初めから多数の宇宙塵があるのではなく,1個の大きな隕石が大気突入と同時に破壊されて落下するものと考えられている。

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世界大百科事典(旧版)内の隕石雨の言及

【隕石】より

… 隕石は大気との衝突で多数の破片になることがある。この場合,長径数kmないし数十kmのおおむね楕円形の地域に,数十個から数百個,まれには数万個の隕石が落下することがあり,これを隕石雨とよんでいる。このような隕石雨のときなどには数gくらいの小さな隕石も拾われるが,通常数百gから数kgのものが最も多い。…

※「隕石雨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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