際涯(読み)サイガイ

デジタル大辞泉 「際涯」の意味・読み・例文・類語

さい‐がい【際涯】

物事土地限界。かぎり。はて。「際涯もなく広がる大平原」「際涯のない青空

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精選版 日本国語大辞典 「際涯」の意味・読み・例文・類語

さい‐がい【際涯】

  1. 〘 名詞 〙 場所や物事の限界。かぎり。はて。際限。
    1. [初出の実例]「吾人其際涯を知ることを得ず」(出典:明六雑誌‐三四号(1875)貨幣四録附言〈神田孝平〉)
    2. [その他の文献]〔范仲淹‐岳陽楼記〕

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普及版 字通 「際涯」の読み・字形・画数・意味

【際涯】さいがい

はて。宋・仲淹〔岳陽楼記〕予(われ)夫(か)の巴陵るに、洞の一湖に在り。山を含み長江み、湯湯(しやうしやう)としてさまに際涯無く、暉夕陰、氣象千なり。此れ則ち岳陽樓の大なり。人の、備はれり。

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