隠喩法(読み)いんゆほう

精選版 日本国語大辞典 「隠喩法」の意味・読み・例文・類語

いんゆ‐ほう‥ハフ【隠喩法】

  1. 〘 名詞 〙 修辞法の一つ。たとえを引いて表現するのに、「のごとし」「のようだ」などの語句を用いない方法文勢をひきしめ、印象を強める効果を持つ。「海山の恩」「人生は旅だ」「名を流す(名声評判の伝わるさまが水の流れるようだの意)」などの類。暗喩メタファー。⇔直喩法
    1. [初出の実例]「隠喩法とは直喩に反して比喩の比喩たる処を埋没したるものなり」(出典:新美辞学(1902)〈島村抱月〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む