隠引法(読み)いんいんほう

精選版 日本国語大辞典 「隠引法」の意味・読み・例文・類語

いんいん‐ほう‥ハフ【隠引法】

  1. 〘 名詞 〙 修辞法一つ故事古典一節などを、特にその出所などを明らかにせずに引用するもの。たとえば「古今仮名序」の「力をも入れずしてあめつちを動かし」を引き合いにした「才蔵集‐一二」の「歌よみは下手こそよけれあめつちの動き出してたまるものかは〈宿屋飯盛〉」など。
    1. [初出の実例]「隠引法は明らさまに断らずして古語古事を自家の文中に編み込むものである」(出典:新文章講話(1909)〈五十嵐力〉二)

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