雇う(読み)ヤトウ

デジタル大辞泉 「雇う」の意味・読み・例文・類語

やと・う〔やとふ〕【雇う/×傭う】

[動ワ五(ハ四)]
賃金を払って人を使う。また、料金を払って乗り物などを使う。「人を―・う」「ハイヤーを―・う」
借りて使う。借用する。
舌根を―・ひて、不請の阿弥陀仏両三遍申して止みぬ」〈方丈記
[可能]やとえる
[類語](1雇用採用採択雇い入れる抱える召し抱える召し使う取る取り上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雇う」の意味・読み・例文・類語

やと・うやとふ【雇・傭】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 賃金や料金を払って、ある期間人や乗り物などを使う。
    1. [初出の実例]「吾を雇(ヤトヒ)て勧め救はしむ。〈真福寺本訓釈 雇 ヤトヒテ〉」(出典日本霊異記(810‐824)下)
  3. 借りて用いる。利用する。
    1. [初出の実例]「霜枯れの枝となわびそ白雪を花にやとひてみれども飽かず」(出典:班子女王歌合(893頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android