憂患(読み)ユウカン

デジタル大辞泉 「憂患」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐かん〔イウクワン〕【憂患】

心配して心をいためること。
[類語]心配気がかり心がかり不安懸念危惧きぐ憂慮心痛心労気苦労屈託くったく思案うれおそれ気遣いわずら

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精選版 日本国語大辞典 「憂患」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐かんイウクヮン【憂患】

  1. 〘 名詞 〙 心配し、心を痛めること。心痛。
    1. [初出の実例]「威動海内彊殆中国、然而憂患不勝校也」(出典:済北集(1346頃か)一五)
    2. 「世の識者の憂患する所も」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)
    3. [その他の文献]〔礼記‐大学〕

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普及版 字通 「憂患」の読み・字形・画数・意味

【憂患】ゆうかん(いうくわん)

心に深くうれえ悩む。〔易、辞伝下〕易の興るや、其れ中古に於けるか。易を作るは、其れ憂患るか。

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