雲冠寺跡(読み)うんかんじあと

日本歴史地名大系 「雲冠寺跡」の解説

雲冠寺跡
うんかんじあと

[現在地名]竜王町山面

かがみ山の南東中腹、通称もつこく谷にあった寺院。現在は石垣・石段・井戸跡および室町後期の地蔵三尊磨崖仏などが残り、東方の通称稚児ちご谷にも地蔵磨崖仏がある。

「箱石山雲冠寺御縁起略抄」によれば、聖徳太子創建で、弘仁八年(八一七)最澄により天台寺院として再興されたが、元亀二年(一五七一)の兵火により焼亡廃寺となったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む