日本歴史地名大系 「雲冠寺跡」の解説 雲冠寺跡うんかんじあと 滋賀県:蒲生郡竜王町山面村雲冠寺跡[現在地名]竜王町山面鏡(かがみ)山の南東中腹、通称木(もつこく)谷にあった寺院。現在は石垣・石段・井戸跡および室町後期の地蔵三尊磨崖仏などが残り、東方の通称稚児(ちご)谷にも地蔵磨崖仏がある。「箱石山雲冠寺御縁起略抄」によれば、聖徳太子の創建で、弘仁八年(八一七)最澄により天台寺院として再興されたが、元亀二年(一五七一)の兵火により焼亡、廃寺となったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by