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雲夢 うんぼう Yún mèng

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世界大百科事典 第2版の解説

うんぼう【雲夢 Yún mèng】

中国で先秦時代の古い文献にみえる楚の国の地名。単独で雲,あるいは夢とも称される。この解釈をめぐって古くから議論があり,中国歴史地理の重要な問題の一つであった。現在では,雲夢とは長江(揚子江)中流域,今の湖北省中央部に形成されていた湖沼を中心に,周囲の山野をも含む広範囲を呼んだものと考えられている。その中央にあった湖沼は,この地点で長江に流入する漢水や沮水(しよすい)などの支流の流量を,自然に調整するために形成されていた遊水池の一つで,今の江陵県(楚呉の都,郢(えい)のあったところ)の東,漢水と長江の中間を広く占めていたもので,その範囲は降水量や氷河の伸長などによって一定してはいなかった。

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