電気牧柵(読み)でんきぼくさく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電気牧柵
でんきぼくさく

家畜を放牧管理する際に用いられる施設の一つ。放牧地の周囲に鉄線を張りめぐらし,電源の一端をこの鉄線 (牧柵線) に,他の一端を地中に接続して,牧柵線に触れると動物体と地中を通る電気回路が形成され,電流が流れる仕組みになっている。この電気的衝撃によって,家畜が柵外へ脱出するのを防ごうというもの。施設費がそれほどかからず,柵の移動や取除きが容易にでき,放牧を実施するうえで非常に便利であるため,広く用いられている。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんきぼくさく【電気牧柵 electric fence】

家畜の運動場や放牧場などの周囲に支柱を立てて電線を張り,電牧器から高圧電流を流しておき,その場所から家畜の脱出を防ぐようにした柵。まれにはイノシシなどの防除柵としても使用する。電牧器にはパルス型(断続通電式)と容量型(連続通電式)とがあり,前者は電流を断続するため危険が少なく,しかも電圧が高いため遠距離でもショックが強く,漏電にも強いので,現在はこの型のものが多く使用されている。【野附 巌】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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