電解ソーダ(読み)でんかいソーダ

百科事典マイペディア 「電解ソーダ」の意味・わかりやすい解説

電解ソーダ【でんかいソーダ】

工業塩(塩化ナトリウム)の電気分解によって得られる水酸化ナトリウム苛性ソーダ)。製法には隔膜法水銀法がある。前者では鉄板を陰極とし,陰極室と陽極室の間を隔膜で隔離して食塩水を電解する。水銀法は水銀を陰極とするもので,ナトリウムが水銀面上で放電しナトリウムアマルガムとなる。これを水で分解して苛性ソーダ溶液を得る。いずれも陽極で塩素が発生する。水銀による海洋汚染防止のため隔膜法が主流で,これをさらに改良したイオン交換膜法もある。
→関連項目ソーダ工業

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電解ソーダ」の意味・わかりやすい解説

電解ソーダ
でんかいソーダ
electrolytic soda

食塩水を電気分解して得られるカセイソーダ (水酸化ナトリウム) 。製造法には,水銀法隔膜法,その後開発されたイオン交換膜法があり,アンモニアソーダ法塩安ソーダ法によって得られるものより純度が高い (特に水銀法によるもの) 。水銀法は水銀公害により日本では姿を消した。隔膜法は製品純度の低いことから,イオン交換膜法への転換が進んでいる。電解ソーダは陽極で生じる塩素 (電解塩素) とのバランスのうえで生産量が規制される。

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世界大百科事典(旧版)内の電解ソーダの言及

【水酸化ナトリウム】より

…(1)塩化ナトリウム電解法 工業塩NaCl水溶液を電解して,苛性ソーダ,塩素ガス,水素ガスが同時に取得される。この方法を電解ソーダ法といい,得られる苛性ソーダを電解ソーダという。 2NaCl+2H2O―→2NaOH+Cl2+H2NaClの各成分が上式に示されるように完全に利用されるわけで,Cl分も塩素ガスのような利用性の高い形に変わるので,きわめて合理的なNaCl利用法である。…

※「電解ソーダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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