霜華(読み)そうか

精選版 日本国語大辞典 「霜華」の意味・読み・例文・類語

そう‐かサウクヮ【霜華・霜花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 霜を花にたとえていう語。転じて、白髪
    1. [初出の実例]「霜花逾入鬢、寒気益顰眉」(出典懐風藻(751)贈旧識〈石上乙麻呂〉)
    2. 「生涯水急、鬢悴霜華二毛之歳」(出典:詩序集(1133頃)琴書雪裏携詩序〈大江匡房〉)
    3. [その他の文献]〔白居易‐長恨歌〕
  3. ( 秋の霜と春の花の意で ) 一年間。一周年。
    1. [初出の実例]「航海三載の霜華、その風雪いたましきのみならんや」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霜華」の読み・字形・画数・意味

【霜華】そうか(さうくわ)

白い霜。白髪にたとえる。清・周亮工〔友に示す〕詩 戰瘢(せんぱん)(戦傷)、燈に向つて看ること(なか)れ らくは霜(ひ)いて霜毛に上らん

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