露草科(読み)つゆくさか

精選版 日本国語大辞典 「露草科」の意味・読み・例文・類語

つゆくさ‐か‥クヮ【露草科】

  1. 〘 名詞 〙 単子葉植物の科名。三八属約五〇〇種知られ、多くは熱帯および亜熱帯に分布する。草本で、多肉の茎と互生葉が鞘状にいっしょになる。花は通常、集散花序様となり、両性放射相称、一般に美しい青紫色の花弁を持つ。萼(がく)は三。花弁は三。雄ずいは六で、しばしば毛状体や退化雄ずいがある。子房は上位で三室、各室に二~三個の胚珠がある。果実は蒴果種子には時として仮種皮があり、またまれに翼がある。ツユクサは広く日本に見られる雑草だが、これに近縁オオボウシバナは花弁の青い色素をとるために栽培されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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