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青年座 せいねんざ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青年座
せいねんざ

劇団名。森塚敏,成瀬昌彦,東恵美子,山岡久乃ら俳優座の準劇団員 10名によって 1954年5月に結成。創作劇のみの上演を目的に同年 12月,椎名麟三作『第三の証言』で旗揚げし,三島由紀夫の『白蟻の巣』 (1955) ,矢代静一の『象と簪 (かんざし) 』 (56) ,八木柊一郎の『三人の盗賊』 (57) ,西島大の『昭和の子供』 (61) などを次々と手がけた。 69年には東京都渋谷区代々木八幡に青年座劇場を落成,近年は翻訳劇やミュージカルも合せて旺盛な活動を続けている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青年座
せいねんざ

劇団名。1954年(昭和29)5月、森塚敏(とし)、成瀬昌彦、東(あずま)恵美子、山岡久乃(ひさの)ら俳優座の準劇団員10名が同座を脱退して結成。創作劇のみを上演していくという基本方針を決定して、同年12月椎名麟三(しいなりんぞう)の『第三の証言』で旗揚げした。以来、三島由紀夫、矢代静一、八木柊一郎(しゅういちろう)、西島大(だい)らの戯曲を精力的に手がけ、新劇界に新風を送り込んだ。近年はテネシー・ウィリアムズやブレヒト作品など、翻訳劇をも上演、岡部耕大、北村想らに続く坂手洋二、永井愛、鐘下(かねした)辰男らの若い劇作家への目配りを失わず、代表的な新劇団に成長した。69年に東京都渋谷区代々木八幡(よよぎはちまん)に青年座劇場を含む新稽古場(けいこば)を落成させた。81年に日本新劇団訪中公演の一つとして、水上勉(みずかみつとむ)原作『ブンナよ、木からおりてこい』を上演して以来、海外公演も意欲的に進めている。[大笹吉雄]

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世界大百科事典内の青年座の言及

【劇団】より

…俳優座,文学座,民芸は〈三大新劇団〉といわれ,さらに山本安英(やすえ)(1902‐93)らの〈ぶどうの会〉,村山知義らの再建〈新協劇団〉,そして〈文化座〉の6劇団が戦前・戦中の流れをくむ劇団として戦後の再スタートを切った。また53年前後には,民間放送の開始により新人俳優活躍の場も広がり,俳優座養成所卒業生らを主体とする〈青年座〉(1954年結成。森塚敏,東恵美子,初井言栄(ことえ),山岡久乃ら)をはじめとして,〈仲間〉(中村俊一,生井武夫ら。…

※「青年座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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