精選版 日本国語大辞典 「青葉の笛」の意味・読み・例文・類語
あおば‐の‐ふえ あをば‥【青葉の笛】
[一] 平敦盛が秘蔵したと伝えられる笛。弘法大師が在唐の頃、青龍寺で造ったところ不思議にも青葉が生え、帰国後、嵯峨天皇に献上したのが、のち平家に伝わり、敦盛のものとなった。神戸の須磨寺に伝わるのがそれという。小枝(さえだ)の笛。
[二] 高倉天皇秘蔵の横笛。
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