静慮(読み)セイリョ

デジタル大辞泉 「静慮」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょ【静慮】

心を静かにして考えること。また、落ち着いた心。

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精選版 日本国語大辞典 「静慮」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょ【静慮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心をしずめて考えること。また、おちついた静かな心。静思。
    1. [初出の実例]「謂解続漂河東、樹精進之橦、挙静慮之帆、須臾経三祇、到登菩提岸」(出典:中臣祓訓解(12C後))
    2. [その他の文献]〔宋史‐蘇轍伝〕
  3. じょうりょ(静慮)

じょう‐りょジャウ‥【静慮】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] dhyāna の訳語 ) 心の散動を静めること。心を静めて坐禅すること。禅。〔秘蔵宝鑰(830頃)〕〔大般若経‐一七二〕

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普及版 字通 「静慮」の読み・字形・画数・意味

【静慮】せいりよ

静かに思う。〔宋史轍伝〕陛下位し、三十四年なり。居靜慮して、亦た嘗(かつ)て此(ここ)に憂ふることるか、此に憂ふること無きか。臣伏して制策を讀むに、陛下憂懼(いうく)の言り。

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