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非A非B(型)肝炎 ひえーひびーがたかんえん

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家庭医学館の解説

ひえーひびーがたかんえん【非A非B(型)肝炎】

 ウイルス肝炎の原因ウイルスが少しずつ解明され、診断法が一般化したのは1970年代です。それから30年足らずの間に、世界中のウイルス肝炎は、原因ウイルスの型によって分けられるようになりました。その原因ウイルスは、B型、A型、D型、E型、C型、G型、TT型の順に発見されています。
 非A非B肝炎というのは、D型肝炎ウイルスが発見される前に、A型でもB型でもない原因不明の肝炎という意味でつけられた病名です。とくに、B型肝炎が輸血後におこる肝炎の代表であった時代から、B型肝炎ウイルス陽性の血液(献血血液(けんけつけつえき))は輸血から除外されるようになり、輸血後肝炎(ゆけつごかんえん)はかなり減少しました。ところが、それでもおこる輸血後肝炎があり、その95%が非A非B肝炎だったのです。
 その後、非A非B肝炎の大部分がC型肝炎ウイルスによることがわかり、献血血液に対しては、B型に加え、C型ウイルス抗体(こうたい)の検査も行なわれるようになったため、現在ではほとんど輸血後肝炎はおこらなくなっています。
 D型肝炎ウイルスは日本ではほとんどみられないもので、あまり問題にはなりません。
 E型肝炎はA型肝炎と同様、汚染された食物などで感染するもので、急性肝炎をおこして治ります。現在では、蔓延地(まんえんち)への旅行後の発症がまれにみられる程度です。
 C型肝炎は、B型肝炎と同様、血液を介して感染します。急性肝炎もおこしますが、成人の場合、感染するとほとんどが慢性化してしまうため、現在もっとも問題となっています。
 最近発見されたG型肝炎ウイルスは、劇症肝炎(げきしょうかんえん)、急性肝炎、慢性肝炎の原因になると考えられていますが、まだはっきりしたことがわかっていません。

出典|小学館
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