面河村
おもごむら
面積:一五七・三九平方キロ
上浮穴郡の北東部を占め、東は高知県と境を接する。標高一九八二メートルの石鎚山の南斜面をなす高山地帯で、冬季の寒冷は厳しく積雪も多い。石鎚山から流れ下る面河川は多くの支流を合わせて南の美川村に流れ去るが、一部の水は笠方の面河ダムに集められて瀬戸内側に送られ、農業用水・発電用水となっている。村域は千古斧鉞を入れない原生林に覆われて長年月を経たものと思われ、いつの頃か若宮某という者が初めて入り、石墨山・黒妙山などの森林に斧を入れたという口碑がある。
面河村
めんがわむら
[現在地名]大塔村面川
北は熊野村、南は串村・谷野口村、東は五味村、西は合川村で、日置川の支流熊野川に沿う山間集落。慶長検地高目録によると村高九四石余、小物成二・〇五一石。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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