精選版 日本国語大辞典 「韓世忠」の意味・読み・例文・類語 かん‐せいちゅう【韓世忠】 中国、南宋の武将。延安の人。字(あざな)は良臣。方臘(ほうろう)の乱の平定に功を上げ、高宗のとき平冦左将軍となる。寡兵をもって金の大軍を破り、宣撫使として淮東方面で権勢をふるう。秦檜(しんかい)らの策略によって兵権を奪われた。(一〇八八‐一一五一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「韓世忠」の意味・わかりやすい解説 韓世忠かんせいちゅうHan Shi-zhong; Han Shih-chung [生]元祐4(1089)[没]紹興21(1151).8.5. 浙江,杭州中国,南宋の武将。陝西省延安の人。字は良臣。諡は忠武。 18歳で軍籍に入り,方臘を捕え,しばしば金軍を破る。高宗南渡のとき,後軍として建炎3 (1129) 年臨安を侵し北帰する 10万の金軍を鎮江に大破し,中興の武功第一といわれた。紹興6 (36) 年武寧安化軍節度使,京東淮東路宣撫処置使,同 10年河北諸路招討使,翌年枢密使となったが,秦檜 (しんかい) の策略により兵権を奪われ,以後,閉門して兵を語らず,同 21年に没した。死後太師を贈られる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by