音海村(読み)おとみむら

日本歴史地名大系 「音海村」の解説

音海村
おとみむら

[現在地名]高浜町音海・うら

内浦うちうら半島の大半を占める村。東は高浜湾、西は内浦湾に面し、小名に音海浦・田ノ浦がある。古くから漁業が盛んで、慶長七年(一六〇二)六月一六日付の若狭国浦々漁師船等取調帳(桑村家文書)に「壱艘 三人ノリ と禰」ほか計二六艘が書上げられており、惣中で「二かわさはいわしあミ」を所有している。


音海村
おとみむら

[現在地名]美山町大字音海

大野おおの一〇ヵ村の一。由良川の支流音海谷おとみだに川の上流に位置する。四方を山に囲まれ、わずかに川の流域に開ける。古代は「和名抄」に記す弓削ゆげ郷に属し、中世野々村ののむら庄の地。

慶長七年(一六〇二)幕府領、元和五年(一六一九)より丹波篠山藩領となる。元禄一三年(一七〇〇)丹波国郷帳によると、高一五五・九九五石、旧高旧領取調帳では六三・二四五石であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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