須子村(読み)すこむら

日本歴史地名大系 「須子村」の解説

須子村
すこむら

[現在地名]益田市須子町

高津川下流右岸の低地に位置し、東は上吉田かみよしだ村、西は飯田いいだ村、北は高津村。地名は洲処に由来するという(益田町史)須古とも記す。江戸時代の領主変遷は高津村と同じ。元和三年(一六一七)の竹村丹後守引渡証文(亀井家記稿本)に村名がみえ、高三三四石余。寛永一四年(一六三七)の検地高三七一石余(万手鑑)


須子村
すじむら

[現在地名]有明町須子

東は大浦おおうら村、西は赤崎あかさき村に接し、北に有明海に面する入江がある。横穴式石室鬼塚おにづか古墳(古墳時代後期)がほぼ完全な形で残る。建暦二年(一二一二)八月二二日付関東下文案(志岐文書)に「須志浦」とみえ、元久二年(一二〇五)志岐光弘は当地を含む天草六ヶ浦の地頭に補任された。その後、室町時代にかけては上津浦氏の治下に入った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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