須玖遺跡群(読み)すぐいせきぐん

日本歴史地名大系 「須玖遺跡群」の解説

須玖遺跡群
すぐいせきぐん

[現在地名]春日市岡本一―七丁目・弥生一―七丁目・小倉一―七丁目・小倉東一―二丁目・伯玄町二丁目・大谷一―四丁目・原町三丁目・大和町五丁目・日の出町一丁目・同七丁目・昇町三―四丁目・一の谷一―二丁目・須玖北四―五丁目・若葉台西一―三丁目・若葉台東一丁目・須玖南一―二丁目

福岡平野南部の牛頸うしくび山系から北に派生した春日丘陵上にある遺跡群。試掘調査や発掘調査結果から南北約二キロ、東西約一キロの領域と確認された弥生時代の集落跡と墳墓遺跡。岡本おかもと二―三丁目・同七丁目周辺は部分的だが須玖岡本遺跡として国指定史跡となった。須玖岡本遺跡(岡本地区)の発掘調査は昭和四年(一九二九)から始まり、同三七年と同五四年に行われている。弥生中期前半から後期終末までの遺構がほとんどだが、伯玄社はくげんしや遺跡(伯玄町二丁目)では前期墓地と集落跡がある。特筆されるのは遺跡群の北端部約五〇〇メートル四方にみられる青銅器・ガラス器工房跡群である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「須玖遺跡群」の解説

すぐいせきぐん【須玖遺跡群】


⇒須玖岡本遺跡(すぐおかもといせき)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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