頑童(読み)ガンドウ

デジタル大辞泉 「頑童」の意味・読み・例文・類語

がん‐どう〔グワン‐〕【頑童】

かたくなで、ききわけのない子供
大声を立てて―の如く泣きおめき始めた」〈有島カインの末裔
男色相手となる少年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頑童」の意味・読み・例文・類語

がん‐どう グヮン‥【頑童】

〘名〙
① 男色の相手になる少年。
浮世草子・本朝浜千鳥(1707)一「五経の内尚書にも、頑童をちかづくべからざるよし書り」
② かたくなでおろかな子供。また、そのような人。
※明治月刊(1868)〈大阪府編〉五「然るに頑童(グヮンドウ)の輩は、小虫の類を仇敵の如く看做(みな)して殺さざれば止まず」 〔書経‐伊訓〕

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普及版 字通 「頑童」の読み・字形・画数・意味

【頑童】がん(ぐわん)どう

道理のわからぬ子供。〔書、伊訓〕敢て言をり、忠直にらひ、耆ざけ、頑に比(した)しむことる、時(こ)れを亂風と謂ふ。

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