項頸部の頸部筋が意思と関係なく不随意な筋収縮を起こすことにより、頸部が側方に傾く斜頸を呈する疾患。頸部ジストニーあるいは攣縮(れんしゅく)性斜頸ともよばれ、かつては痙性(けいせい)斜頸とよばれた。中年以降に多く発症し、原因は錐体(すいたい)外路系の障害(大脳基底核障害)によるとされるが、心因性のものや原因不明のものもある。精神的緊張時や歩行時に症状が顕著にみられるが、安静を保つことで自然に軽快することも多い。治療は心因性が疑われる場合の心理療法のほか、抗コリン薬などの服用やボツリヌス毒素の筋肉注射によるボツリヌス療法、定位脳手術、神経ブロック、運動療法などが行われる。
[編集部]
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