るい‐はん【類判】
- 〘 名詞 〙
- ① 同類の花押。ある花押の筆者が他の文書に書いた花押。中世、訴訟の際、証拠書類の真偽を判定するため、その文書の花押と他の文書に書いた同一人の花押を比較することが行なわれた。
- [初出の実例]「如二彼状一者、非二自筆一之上、無二類判一之間、不レ足二信用一」(出典:石田文吉氏文書‐宝治三年(1249)正月一〇日・関東下知状)
- ② ( ━する ) 種類によって区別すること。類別。
- [初出の実例]「司法を類判して平常と非常の二種とす」(出典:泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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