顧広圻(読み)ここうき(その他表記)Gu Guang-qi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「顧広圻」の意味・わかりやすい解説

顧広圻
ここうき
Gu Guang-qi

[生]乾隆31(1766)
[没]道光15(1835)
中国,清の文献学者。江蘇省元和の人。字,千里。号,澗蘋。江声に師事し,経学算学にも通じたが,特に校勘に詳しく,『説文』『礼記』『儀礼』『国語』『戦国策』『文選』などの書の校定に従事し,その際に記した札記 (さっき) は精確さを称される。著書に『思適斎集』 (18巻) がある。

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世界大百科事典(旧版)内の顧広圻の言及

【黄丕烈】より

…非常な書物好きで,宋版本を買い集めること100余種,それを1室に置いて〈百宋一廛(ひやくそういつてん)〉と称した。後輩の顧広圻(ここうき)(1770‐1839)は彼のために〈百宋一廛賦〉を作り,黄丕烈みずから注釈して版本の源流と収蔵の系譜を示した。このほかにも善本を得るたびに細かく校勘し,ときにはこれを復刻して世に広めた。…

※「顧広圻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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