風発(読み)フウハツ

デジタル大辞泉 「風発」の意味・読み・例文・類語

ふう‐はつ【風発】

[名](スル)
風が吹き起こること。
勢いの激しく盛んなこと。特に、弁論などが勢いよく口をついて出ること。「談論風発する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「風発」の意味・読み・例文・類語

ふう‐はつ【風発】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風が吹き起こること。また、そのように急にふるい起こること。急に物事が起こること。勃発。〔揚雄‐河東賦〕
  3. (風の吹き起こるように)弁論などがさかんに口をついて出ること。「談論風発
    1. [初出の実例]「阿修羅の如き軍神の、風発叱咜今絶えて」(出典:軍歌・橘中佐(1904)〈鍵谷徳三郎〉二)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐柳子厚墓誌銘〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「風発」の読み・字形・画数・意味

【風発】ふうはつ

風のようにさかんに起こる。唐・韓〔柳子厚(宗元)墓誌銘議論、今古に證據し、經百子に出入し、(たくれい)風發、(おほむ)ね常に其の座人を屈せしむ。

字通「風」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android